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有機(オーガニック)とは

「有機(オーガニック)農産物」ってなに?

「自然のまんま」の農産物

化学合成した資材(農薬や化学肥料など)に頼ることなく、太陽や水、田畑に住む多種多様な生き物を恵みとして育てた農産物をいいます。
農林省の定義では、「収穫日より過去3年間以上、農薬など化学資材を一切使用しない田畑で収穫されたもの」とされています。
「有機・オーガニック農産物=3年以上農薬不使用」なのです。

「有機(オーガニック)」の目的は?

多種多様な生き物たちの営みを守る

残念なことに私たちは、植物はもちろん微生物がいないと生きていけません。地球上すべての生き物は、土中に住む微生物を底辺に、多種多様な生き物たちの食物連鎖によって、それぞれの営みが成り立っていますね。

しかし、化学物質などで汚してしまうと、それぞれの営みを大きく狂わし、不安定な環境に成ってしまいます。
私たちが、安定した健康生活を願うなら、食物連鎖の底辺となる微生物の環境を汚さないように努めないといけません。
だから、化学資材はもちろん遺伝子組み換えなどの技術に頼ることなく、「自然のまんま」の農業を目指しているのです。

有機資材の散布風景

なぜ農薬を使わないのか?

生産者も身体を壊す農薬

生態系の多様化など、地球環境の保全はとても大切です。
一方、一般の人々には、このような課題はすぐには理解しにくいかも知れないですね。

しかし、僕もその一人ですが、「農薬で生産者が身体を壊す!」。 
そこで生産された食べ物が、人々にとって良い物とはいえないと考えていますが、皆様はいかが思われますか。

有機肥料(たい肥)造り

決して、農薬など化学物質を否定するのではありません。
現代人類は、「化学物質の頼り過ぎ」だと感じているのです。
例えば、生産現場は病害虫が無いにも関わらず、計画に基づいて農薬散布が行われていたりします。

50年100年後を視野に入れて

心配するのは、「未来」です。
50年100年後の時間軸も視野に入れた、経済性を考える必要があるのではないでしょうか。

農薬などの化学物質も、放射能物質のセシウムも、同じように地球環境を汚し、現代の人々はもちろん、未来の人々にも悪影響を与え続けるのです。
物質は、自然界で紫外線や微生物により分解されると言われています。
しかし、一方である程度分解された物質が、自然界でかってに結合し、人工物でもない物質が出来続けているのです。

有機肥料(たい肥)の散布

農家の使命とは

ある農薬メーカーの研究員さんが個人的に農園に来られた際の、とても納得のいくお話がいまも心に残っています。
「農薬メーカーの立場として農家さんに願うことは、適材適所で必要に応じて使用散布して欲しい!そうしないと結果として農薬が、悪者扱いになってメーカーも困りますからね!」。
メーカーさんも喜ばない農薬の頼りすぎは、どの立場の人にも恩恵は無いのです。

無農薬田んぼの除草作業

農薬に頼りすぎないためにも、農家は自然界の仕組みを探求し続ける必要があるのです。
どのように草が生え、病害虫が発生するのか、逆に発生しない環境創りはできないものか?
これが農業の基本です。

他の地方で開発された技術をうのみにして、観察もせずに使用するのは、いかにも短絡的で不経済です。
無農薬有機栽培は、「化学資材を一切使わない」農法です。
未来のために、化学物質がなかった時代の先人の知恵をいかしつつ、現代のサイエンスを駆使し、ケミカルに頼らない技術を構築していかなけらばならないと考えているのです。
化学農薬は、魔法の薬ではなかったと確認した私たちは、化学に頼らない農業を進める義務があると使命感をもっているのです。

有機(オーガニック)と無農薬どちらが安全?!

安全性は、高い順に「有機栽培無農薬減農薬(特別栽培)一般栽培」の順番になります。

有機」または、「オーガニック」表示を行うには、3年以上農薬不使用であることと、それを記録管理し、国の指定を受けた認証機関の審査に合格しなければなりません。
「無農薬」表示よりも明らかに厳しい栽培および審査環境になります。

また、「無農薬」表示は、各農家さんが自己責任において表示されています。
よって明確な根拠がない場合も多くあります。
さらに、農林省では「無農薬」の表示を規制しており、「栽培期間中農薬不使用」との表示を進めていますが、なかなか行き届いていないようです。

自然栽培(無施肥・無農薬)」表示に関しては、有機表示より安全性が高いと考えられますが、実際には色々なケースがあります。
「自然栽培」に関しては、農林省では明確な表示の規制や罰則を設けていません。
よって、内容を担保するものが全くないまま、農家さんの自己責任だけで表示されている場合もあります。
(特に小規模農家さんの場合、栽培記録などの書類管理の手間と認定経費が準備できない事もあります。)
理論上、自然栽培が一番ハードルが高く安全性も高いと考えられますが、その証の有無が大きな要素になるようです。

中道農園の有機栽培ならびに自然栽培は、日本農林規格のJAS有機認証を受けています。
さらに自然栽培は、NPO無施肥無農薬調査研究会の認定を受けています。

日本農林規格のJAS有機認証

有機農作物は美味しい?!

一般的には、有機農産物は美味しいと言われていますが本当でしょうか??
有機資材は、化学資材と特性が大きく違っていて、扱いには熟知が必要です。
一般の化学資材の感覚で有機資材を使うと、かえって不健全な作物を育ててしまいます。
結果として、一般栽培よりも美味しくなく、また健康に良くない農産物が出来てしまいます。
残念なことに、「有機栽培=美味しくて安全」ではないのです。

しかし、本来の有機栽培技術を習得し適切な管理をされた農産物は、誰が食べても美味しく健康的な農産物であることは自信をもってお伝えします。

有機肥料も自家製!

自家製なんて馬鹿げてる?

本格的に有機農業を始めた頃です。
ある先輩に「自分で有機肥料を造る」と言ったら、「そんなコスト高なことをするなんて、馬鹿げてる!」の一言でした。

でも有機栽培に最も重要な有機質資材は、これが元となり、田んぼの微生物、小動物などが育ち、土が育ち、作物が育つんですから、そう簡単に妥協はできなかったのです。

有機肥料造り

他から仕入れた有機物の落とし穴

さらにこんな現実がありました。
30余年ほど前ですが、ある都会の下水処理場から、有機物をもらい自家菜園に入れたことがあります。
成分表には作物にとっての有効肥料分がずらずらと並んでいました。

ところが、とんでもない!!
その畑の土は、一瞬で死んでしまいました。
一部草は生えるが、トマト、大根、ホウレンソウ、ねぎ、オクラ、なすび、全てが枯れるんです。土もカチコチ!
これはあまりにも酷い結果になりました。

実際の中身は、リストアップされていた成分だけではなかったのです。
後からわかったのですが、化学物質や、水銀を始めとする重金属が多量に含まれていたのです。
(現在では、この様な物質が「有機汚泥」と呼ばれ、合法とはいえ一般の家畜糞などに混和されて市場に流れているのです。
食糧生産を営むわれわれ、特に有機資材を重視する有機農家は、管理する田畑、そしてそれを食するお客様の身体を考えれば、確実に回避しなければいけない重要な課題です。)

汚染された、畑の土は全面的に撤去し、その後酪農家から頂いた牛堆肥を入れて、一年後には、元のほかほか土の自家菜園に戻しました。
もし、こんな事が田んぼであったら大変です。
汚れてしまった田んぼからでは、安全安心美味しいお米は獲れるはずがありませんからね。

肥料の中身にまで責任をもつ

よって、中道農園の肥料造りの基本は、まず自分の農場で出た有機物を第一優先に、さらに仲間の農家から、それでも確保出来ない場合に限り肥料商から、単品素材で、資材内容の証明書、場合によってはセシウム検査結果も取り寄せ、全てを管理したうえで、自家配合して有機肥料を造っているのです。
自家製肥料造りは、田んぼやお米を汚染から守るためなのです。
重要なのは、未確認の肥料を使って大切な田んぼを汚さないことです。
それさえ出来れば、後の造り方は意外に簡単です。

 自家製有機肥料の主な原料

原料から自家製有機肥料ができるまで

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