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食の安心・安全

人体に有害な農薬やダイオキシン、カドミウム。
最近では放射能による汚染。食の安心・安全は保たれるのか?
中道農園の対策を含めて、ありのままお話しします。

むかしの理想の農薬

DDT(有機塩素系の殺虫剤、農薬)は、むかしは理想の殺虫剤でした。
どんな虫にも効き、しかも長期間残効がありました。

しかし、30年ほど前から理想の殺虫剤のイメージが変わりました。
現在は、自然界で比較的速やかに分解する殺虫剤が理想とされています。
害虫以外の虫はできるだけ殺さずに。
これは、環境に対する影響を重視するためです。

むかしにもどる?よくない減農薬

最近、これに逆行した動きがあります。
DDTのように、どんな虫にも効き、しかも環境中に長期間残る殺虫剤を理想とする動きです。
いわゆる「減農薬栽培?」運動です。

問題は、減農薬の「減」とは何を減らすのかという点にあります。
消費者には、わかりやすい「スペック」で、減農薬を表現しなければなりません。

最もわかりやすい表示は「1種類の農薬を1回だけ使いました」のようになるでしょう。
つまり、農薬の種類と散布回数を減らすのが、もっともわかりやすいのです。
「散布回数を減らすなら、できるだけ環境中で分解しにくい農薬を使えばよい」
という考え方です。

しかし、これでは生態系に悪影響をもたらします。
また、農産物への農薬残留の可能性も増えます。
このように環境に負荷をもたらす「良くない減農薬」の可能性も考えられるのです。

改善策

中道農園としては、残留性の長い(30日以上タイプ)、又は、環境に影響を及ぼしやすい農薬に関しては、1成分であっても2成分としてカウントすべきだと考えています。

ダイオキシン

ダイオキシン類の毒性は一般毒性や発癌性など、毒性発現量はそれぞれ異なるといわれています。
そんなダイオキシンについて、脇本忠明・愛媛大農学部教授(環境計測学)は、
「猛毒の化学物質ダイオキシン類の土壌中の濃度」について松山平野で調べました。
結果は、

  • 水田は、都市部の公園などに比べても、きわだって高い
  • 河川や海に流れ込んで広範囲の汚染をもたらしている

ということが明らかになりました。
これは、ゴミの焼却で大気中に出たダイオキシンの粒子が降下することに加え、農薬の不純物として混ざったダイオキシンによる汚染の複合影響とみられています。このような農薬は、国内で幅広く使用されていたことから、全国共通の傾向である恐れが強いと考えられます。

調査の結果

松山平野の2つの河川と、河口、沿岸海域の川底の泥のダイオキシン類を詳しく調べたところ、210種類あるうち、現在は使用が禁止されている除草剤に混在している「ダイオキシン」の濃度が特に高いことが判明しました。この組成は、上流にある水田の土壌のものとも一致。
汚染された水田の土壌が、水を張る際などに流出していることが分かったのです。

脇本教授は、「土壌のダイオキシンは農作物には直接吸収されないが、川や海を通じて沿岸域の魚介類に摂取されていることが予想される」と話しておられます。

中道農園の考え

中道農園は、無農薬や減農薬を農業界全体で強力に進める必要があると考えています。
(しかし農林省は「農薬取締り法に基づく使用は安全」と、危険性を認めていません。)

作物のカドミウム汚染

イタイイタイ病の原因の1つのカドミウム。
カドミウムは、人の体内に約30年間残留すると言われています。

もともとカドミウムは、鉱物の中や土壌中に自然に存在しているものです。
しかし、鉱山開発などによって環境中へ排出されました。
また、微量ですが、化学肥料や農薬中の不純物として田畑にまかれました。
こうして、カドミウムが土壌に蓄積し、汚染されていきました。
それはやがて、作物が吸収し、蓄積します。お米や野菜をはじめ、肉や魚なども。

お米にはどれぐらい含まれてるの?

お米(玄米)のカドミウム含有量について、全国のさまざまな地域(約3万7千点)を調査した結果を見ると、日本産のお米1kg中に含まれるカドミウム量は、平均して0.06mg(=0.06ppm)でした。

平成18年7月、食品中のカドミウムの国際的な基準を作ろうと、コーデックス委員会において検討されました。 当初、お米(精米)1Kgに含まれるカドミウムの上限許容量は、0.2mg ( =0.2ppm)とする基準値案が提案されていました。

しかし結果は、上限許容量を0.4mgとする案に変更されました。
0.2mgの数字では厳しすぎると日本側の圧力があったとい聞いています。
(0.2mg以下の場合それほど気にしないで良いようです。)
中道農園の地域の数値は、それよりも低い0.02~0.08mgとのことです。

改善はすすんでる?

肥料などの資材に関する問題は、なかなか表に出てこないようです。
科学的裏付データがあるのに、なぜでしょうか?
改善なしに、安全な農業資材として流通使用されています。
例えば、肥料では、「鉄、珪酸、カルシュウムと燐酸補給肥料」の一部、農薬では、「MO剤」と呼ばれる除草剤などで流通使用されています。

当園の対策

当園では平成6年度より、一般普通栽培田でも使用を避けています。
また、カドミウムの吸収を減らせるよう、投入資材を工夫したり、栽培面で配慮しています。
例えば、稲穂が出始まる前から収獲前にかけて、極端に田んぼを乾かすことを避けています。
これは、カドミウムの吸収を抑えるためです。
(なにもしなくても十分安全域内ですが、より良いものをと考えています!)

硝酸態窒素(しょうさんたいちっそ)

硝酸態窒素(しょうさんたいちっそ)は、植物にとって大切な物です。
この硝酸そのものは無害ですが、動物や人が取り込むと、有害な亜硝酸へと変化します。

植物が根から吸う栄養素・窒素(N)は、未分解の有機物から各種細菌によって、アンモニア態窒素、硝酸態窒素へと移行して植物へと吸収されます。植物の窒素吸収の過程においては、窒素のもとの形が有機であろうとも、化学合成物であろうとも、この過程を経ることに変わりはありません。(ごく一部の有機体窒素がアミノ酸系の物質として直接吸収されることを除けば)

ただ、問題になってくるのが、硝酸態窒素の過剰蓄積です。
通常、植物は、吸収した硝酸態窒素を光合成をはじめとする各合成のもと、デンプンやタンパク質、ビタミンなどの物質に合成されます。
しかし、土壌中の窒素濃度が過剰な場合、濃度障害によって植物体へ窒素分の移行が促進され、植物体内の硝酸態窒素は過剰に貯まってしまいます。過剰蓄積された硝酸態窒素は、植物体内にそのまま残り、これが人にとって害を及ぼす要因になります。

動物の体内に取り込まれると、還元作用によって有害な亜硝酸へと変化します。
亜硝酸態窒素は、血液中のヘモグロビンと結合し、血液は正常な機能を失い、酸欠状態へと導くことになります。また、亜硝酸は、体内のアミンと結合し、発癌物質であるニトロシアミンを生成します。
硝酸態窒素の害は、土壌への過剰な窒素成分の投入がもたらす現象なのです。

お米の場合、上記のような心配の可能性は少ないようです。
しかし野菜の場合は、硝酸態窒素が高濃度に残っている可能性があるといわれています。
野菜の中で食べてみると苦さを感じるものがあります。この苦い野菜のほとんどは、硝酸態窒素が高濃度に残っている可能性があるといわれています。
これを避けるために、スーパーの売り場にある野菜類の葉っぱなどを口にして、苦味の少ない物を選んでいる人もいますね。

放射能によるお米への影響

放射能がお米にもたらす影響については、また別のページでお話ししようと思います。
風評被害で苦しむ人々をみんなの力で救えますようにー
そして原発問題の一刻も早い解決と、みなさまの健康と安全を切に祈ります。

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