菜穂の夢

こんにちは。中道農園の長女 菜穂です。
次世代の中道農園を担うべく、ただいま農業の修行中です。
農業は女でもできる!そんな思いを抱きながら、日々お米と向き合っています。

中道 菜穂

1990年 中道農園の長女として生まれる。
短期大学で経営会計科を卒業後、中道農園に就農。

【資格】
食品衛生責任者資格/ JGAP指導員資格

【免許】
普通自動車免許/普通自動二輪免許/中型自動車免許/大型特殊免許/けん引免許(農耕車限定)

中道菜穂

vol.01 私の目指すもの

農業は私の使命

農園を継ぐ。ごく自然な選択だった。

私が父の経営する中道農園を継ごうと決めたのは中学生のとき。

小さい頃から農業に従事する家族に囲まれて育った私にとって、家業を継ごうと思うことはごく自然なことでした。

農園で仕事をしていくうちに、祖父の代から守り続けてきた広大な農地、そしてそれを引き継ぐということの大きさと重みを感じ、その思いは「使命」になりました。

実は、今でも時々少し迷うことはあります。でも、この「使命」があるから、前に進んでいける気がしています。

農業は私の使命

継ぐと決めたときの周りの反応は?

周りの反応は予想通り(笑)。
「え〜農業??」「ほんまに農業するん??」等々。

今でも、初対面の方に職業を言うとびっくりされます。
でも、それが自分の中ではモチベーションアップにつながったりするんです。

農業は私の使命

私が農業を変えていく

「かっこいい農業」の発信

まず変えたいのは農業のイメージ。
女性である私から「かっこいい農業」のイメージを発信したい。
ファッションには手を抜かない。作業服にもこだわりたい。

今、日本の食を守る生産者は年々減少しています。
このままでは日本のおいしいお米が作れなくなってしまうかもしれません。

農業をもっと魅力あるものにして、農業生産者を増やしていかなければ。

そのために、農業のイメージを変えたいのです。
身近で、そして「農業ってかっこいい!」と憧れられる職業となるように。

農機具展示会

フランスの農業観に衝撃を受けた!

2013年に訪れたフランスの「農機具展示会」。
そこで感じた日本とフランスの農業観の違いに鳥肌が立つ思いでした。

まず、「農機具展示会」にやって来るのが高齢者から家族連れ、学生、若いカップル、若い女性だということ。
日本なら、現役の農業関係者しか来ないのに。 

そして、本物のジョン・ディア(トラクター)の横に、
ラジコンのジョン・ディアで子供が遊ぶスペースが設けられていたこと。
もちろん子供は本物の大きいトラクターに乗ってみることもできる。
そこには、「いつかこんなかっこいいトラクターに乗ってみたい」と夢を持ち、農業という職業が自然と意識されていく環境があるのです。

日本の農業も、身近で憧れを抱けるような職業に変わっていけば、
もっと盛り上がり、生産者が増えていくのではないでしょうか。
そして、日本のおいしいお米を守っていきたいのです。

農機具展示会

農業のやり方にも変革が必要

さらに、農業のやり方にも時代にそった変革が必要です。

農業には、長年の勘や経験だけに頼っている部分が多くあります。
よりよい品質のものを、より効率的に、より安定的に提供するためには、それらを数値化し、蓄積して、マニュアル化し、マニュアルを常に見直し、変えていくことが必要不可欠です。

若い世代ならではの視点と柔軟性を武器に、取り組んでいきたいと思います。

農機具展示会

お客様との距離をもっと近くに

そしてもう1つ変えていきたいこと。それは中道農園とお客様との距離です。

フランス食博で見た生産者と消費者の距離

2013年に訪れたフランスの「食博」。
そこで最も印象的だったのは、生産者と消費者の活発なコミュニケーションでした。

フランス中の農産物、加工品や乳製品がずらりと並ぶ隣には
生きた牛や、ブタ、鳥、いろんな生き物と触れ合えるスペースがあり、消費者と生産者とが直接話を交わしていました。
消費者は食の品質にとても敏感で、また自分の食に対して自覚的。
一方、生産者は消費者の生活を支えていることに誇りを持っています。

食博

プレミアムマルシェでお客様とお会いして

2013年10月に出店させていただいた「ヤンマープレミアムマルシェ」では、私自身が消費者の方々と会ってお話ができる貴重な機会をもつことができ、直接お客様の声を聞くことの大切さを実感しました。

ネット販売が主流である中道農園でも、今以上にお客様との距離を近づけたい!と思います。
お米を買ってくださるお客様の多くはお母さんたちです。
お母さんたちに、「食の安全」をもっと近くで伝えたいのです。

プレミアムマルシェ

父から受け継いだお米への愛情と技術

子供の頃、田んぼで遊べたのは安全な環境だったから

小さい頃、田んぼの繁忙期には、父の働く田んぼに母とお弁当を届けに行って、よくトラクターの横に乗せてもらっていました。
無農薬栽培の田んぼには、たくさんのトンボが飛んでいたことを思い出します。

子供の私がトラクターで田んぼの中を回ることができたのは、
田んぼで農薬を使っていなかったから。

農薬を使っていたら、父は私を田んぼに行かせなかったでしょう。
小さな子供にも安全な無農薬の田んぼなのです。

父から受け継いだお米への愛情と技術

安全な米作りを受け継ぐという使命

祖父も父も、農薬によって体調を崩しました。
農薬の怖さを身をもって経験した父は、無農薬農法に挑戦し、安全なお米を作り続けています。
そんな父の姿を私はずっと見てきました。

父の作る安全なお米。
それを受け継ぎ、さらに発展させていきたい。
小さい頃からずっと中道農園を見てきた、私の使命です。

無農薬の「良さ」を身近で感じて

無農薬の田んぼは生き物にもやさしい

中道農園の無農薬栽培の田んぼは、10年以上農薬や化学肥料を使っていません。
だから、田んぼで作業していると、野鳥や昆虫がたくさん来てくれます。
(珍しい野鳥も飛んでくるので、たまにバードウォッチャーの方が撮影に来られたりしています。)

たくさんの生き物が実証してくれる、中道農園の田んぼの安全性。
そこで大切に育てたお米は、食の安全を大切にするお客様に胸を張っておすすめできる自信作です。

野鳥

しんどいけど何ものにも代えられない大切なこと

無農薬農法では、除草も大変な重労働です。
除草担当の私は、その大変さを身をもって実感しています。

でも、このしんどい思いこそが、何ものにも代えられない価値を生むのだと信じています。

安全でおいしい無農薬米を届け続けるために。私の挑戦が始まります。

中道菜穂

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