お米と虫!

農薬を使わずに育てたお米や、薬品を使用しないで長期貯蔵されたお米の場合は、よく虫が発生します。
はたしてその理由とは!?

虫が出たお米!食べても大丈夫かな?

「お米の中に虫がいる」なんてことは、一般のお米屋さんやスーパーで出回るお米では、まず見かけることがなくなりましたね。これは、農協やお米屋さん等が、ねずみや虫に徹底して、薬品で駆除するようになったからです。

一方、農薬を使わずに育てたお米や、薬品を使用しないで長期貯蔵されたお米の場合は、よく虫が発生します。
だから、逆にお米に虫がいる方が、安全と言えるのではないでしょうか?

お米に虫がいるのは安全の証!

お米の中に虫がいるのは、殺虫剤の残留がない、又は、少ないと考えてよいと思います。

簡単な実験です。
黒い小さな虫を見つけたらティッシュなどを棒状にして、やさしく捕まえて、虫の出なかったきれいなお米に虫を入れます。

一日たってから、その虫を観察して 元気な様子であれば、お米の安全性に心配はないでしょう。(外国産米の場合、お米に入れた虫は全滅でした。当園実験)

少しの虫なら洗い流そう!

お米の虫は噛み付いたり、毒も悪臭もありませんし、虫のいる米を食べても、衛生上全く問題はありません。お米の虫や虫で痛んだお米は、洗米時に水に浮きやすいので、たっぷりの水でいつもより多めにといでいただければOKです。

もし、お米にいる虫を間違えて食べてしまっても、健康面でも衛生面でも、全く問題はありませんのでご心配なく!

たくさん虫が発生したらどうしよう?

  • クモの巣を丸めたようになったひどい場合は、目の粗いフルイで振るえば、巣ごと取り除けます。
  • 次に、太陽の直射日光の当らない明るい所で、1~2時間程度、新聞紙などの上に米を薄く広げると、虫が明るい光を嫌って逃げていきます。虫がいなくなったころをみて、お米を新しい袋に入れて保管しましょう。
    この方法では虫の卵までは死なないので、お早めにお召し上がりください。 
    (あまり長く干すとお米が割れることがあります。)
  • 一度お米の虫が発生した米びつは、隅々まで良く洗って、日光消毒した上で、お米を入れ直してください。

冬でも虫!

マンションなど気密性が高く、気温20度近いお部屋の場合、冬場でも虫の発生が見られますので、平均気温15度以下の風通しの良い冷暗所での保管が良いでしょう。

なぜ中道農園のお米には虫が多いの?

お米につく虫は、殺虫剤を使用すれば、いと簡単に駆除できますが、無農薬JAS有機米は、田んぼはもちろん、収穫機械や乾燥設備、貯蔵、精米設備、建物すべてに置いて化学薬品を一切使用することができません。(減農薬米も同じ建物内)
そのためお米の保存庫や精米設備の、そうじ、ソウジ、掃除の徹底しか方法がありません。

それでも、薬品で虫を殺したわけではないので、少し時間がたつとすぐに虫が増殖発生してしまうのです。

そのため薬品を使用しないで少しでも虫の発生を抑える為に、お値段的に割高になるのですが「真空包装」にしています。

当園のお米によくつく虫!

  • コクヌストモドキ

    コクヌストモドキ

    成虫は体長3〜4mm。茶褐色で光沢がある。
    (食品総合研究所[貯穀害虫・天敵図鑑]より)

  • ノシメマダラメイガ

    ノシメマダラメイガ

    幼虫の体長は11mm程度。黄白色。幼虫は、胚芽部やぬか層を食べて成長し、白い糸を出し、さなぎにになる。
    食害された部分は白く濁ったような色になる。さなぎは、体長は8mm前後。黄褐色。成虫は、体長7〜8mm。
    (食品総合研究所[貯穀害虫・天敵図鑑]より)

  • コクゾウ虫

    コクゾウ虫

    体長3mm程度の黒い虫(カブト虫に似ているかな?)。米粒に産卵、孵化した幼虫は米粒を食べて世代を繰り返します。
    1年に数回世代交代します。4月から10月位までは、気温が暖かいので気がつかないうちにたちまち増えてしまいます。
    (食品総合研究所[貯穀害虫・天敵図鑑]より)

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