備蓄用に大人気!中道農園のお米は全品真空包装で長期保存可!軽洗米で節水も。備蓄におすすめです。お米の備蓄・長期保存について

お米アレルギーの原因と対策

(このページの最終更新日:2024年2月15日)
お米アレルギーを持つ方が増えています。日本人の大切な主食であるお米が安心して食べられないと、淋しくて辛い食生活になってしまいますね。
(ここでは、アレルギーでお困りのお客様に少しでもお役に立てればとの思いで情報提供させていただきます。)

お米によるアレルギーの原因として、「残留農薬、デンプン質、他の食品アレルギーとの関連、そしてタンパク質」の4つが主に考えられています。

アレルギーって何?

人の身体が、食べ物に含まれるたんぱく質を分解できなかったり、そのたんぱく質を異常と捉えて反応する。このようなことがアレルギーの主な要因と言われています。

アレルギーの原因が残留農薬による場合

お米のアレルギーの原因が残留農薬による場合は、農薬を一切使用しない有機栽培や自然栽培のお米を選ぶことで改善が期待できそうです。

アレルギーは、身体とたんぱく質との関係ですね。
一般的な栽培方法の場合、使用された化学肥料や農薬が自然界で紫外線や微生物などにより徐々に分解されます。
しかし、そのある程度分解された一部の化学物質がお米に含まれるたんぱく質と結合し「異常たんぱく質」を形成されてしまうのです。
この異常なタンパク質から身体を守ろうと免疫機能が働いた結果、アレルギーを発症してしまうようです。
よって、出来るだけ化学資材に頼らない栽培方法のお米を選ぶことをおすすめします。

(中道農園は、日本農林規格のJAS有機認証を2000年度から受けています。長年農薬を使わない土壌で、化学肥料も使わずに大切に育てたお米を販売しています。)

お米のデンプン質に関係するアレルギーの場合

お米の種類には、アミロースと呼ばれるデンプン質を持つ「ウルチ米」と、アミロペクチンと呼ばれるデンプン質を持つ「モチ米」があります。

近年ではコシヒカリを代表とするモッチリ感の強いお米が好まれ、ほとんどの品種がモチ米の性質であるアミロペクチンを持っています。このモッチリ感のアミロペクチンがアレルギーの原因と言われるようになってきました。

しかし、アレルギーは、たんぱく質と身体の関係なので、デンプン質の違いでの改善例は、どういった理由があるのでしょう?
これは、それぞれのデンプン構造の違いからはじまります。

アミロースとアミロペクチン

コシヒカリなどモッチリした食感の品種に多く含まれるアミロペクチンの分子は、網の目のように複雑で強く繋がった構造をしています。これがお米に含まれるたんぱく質を一部ですが強く包んでいます。

このタンパク質を強く包んでしまう構造のアミロペクチンを、分解する酵素の弱い人が現代社会にはおられます。このでんぷんアミロペクチンを分解できないと、それに包まれているたんぱく質も分解出来ず、身体からすれば異常なタンパク質(細菌やウイルスなど)と間違って判断され、アレルギー反応を起こすことが分かってきました。

一方、アミロースの構造は単純なラセン状で分解酵素の弱い人でも容易に分解できます。よって、包まれていたたんぱく質も分解されアミノ酸として身体に取り入れられるので、アレルギー反応が起こらない理由になります。

お米の品種によるアレルギーの場合は、化学資材に頼らず栽培され、かつ、アミロペクチン(モッチリ感)の少ない品種を選んで頂くことをおすすめします。

中道農園では、アミロペクチンが少なく、かつ、良食味でも評価されている「ササニシキ」を、農薬や化学肥料を一切使用せず大切に育て販売しています。お米のデンプン質によるアレルギーでお困りの方にぜひお試しいただきたいです。

さらに中道農園では、2020年よりのアレルギー軽減を期待して「朝日」を自然栽培にて栽培を始めました。
自然栽培とは、農薬はもちろん有機肥料さえも施さず自然の力だけで育てる栽培方法です。
よって肥料や資材を一切使わない分、お米アレルギーへの心配はさらに軽減されることが期待できます。

他の食品アレルギーとの関連による場合

有機栽培では、多種多様な有機資材を使用します。例えば当農園の有機栽培米の場合、同業仲間で生産した魚粉も使用しています。

お客様が魚によるアレルギーを持っておられたとすると、魚粉を使ったお米がお客様の身体に影響を及ぼす危険性があります。

魚アレルギーの例以外にも「甲殻類、大豆や昆布」など多くの例があり、お客様からの問合せも多くなる傾向です。

中道農園では、田んぼに使用する有機資材は、まず農園で生産できた資材を優先に、有機農家仲間との譲り合い、最後にJAなど業者からの購入となります。(原料確認の為、単体状態のみ購入。ここを間違うと大切な田んぼを汚してしまう可能性が!)

このように使用資材にも目を配っていますが、さらに信頼性の高いのが有機肥料さえ使わない「無施肥無農薬の自然栽培」のお米がおすすめです。

中道農園では、他の食品アレルギーをお持ちのお客様には、農薬はもちろん有機資材も一切使用しない自然栽培のお米をお勧めしています。

自然栽培のお米はとても人気で昨年も完売しました。
令和5年産のご予約注文(年間予約)も残りわずかとなっております。
今年も完売が予想されますので、ご注文はお早めに。

お米のタンパク質によるアレルギーの場合

お米のタンパク質による場合は、「春陽(しゅんよう)」低グルテリン米がおすすめです。

体内に吸収されやすいタンパク質「グルテリン」の含量が半分程度なので、実際に体内に吸収されるタンパク質が、一般のお米の3分の1近くになります。

そのため、タンパク質の摂取量を抑えることができ、アレルギーの原因となる抗原物質制限、低タンパク食や、ダイエットをお考えの方にも、化学肥料や農薬に頼らないで栽培された「春陽」をおすすめできます。

(中道農園では、現在「春陽」の栽培を行っておらず、大変申し訳ありません。)

このカテゴリ「お米の豆知識」のメニュー