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2016.03.01 農園日記

イタリア旅行記

寒さも緩み過ごしやすい日が増えてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

1月に僕(園長)と奥さんでイタリアの米農家が見たくて旅行に行ってきました!!

ミラノから西へ2時間ほど車で走ったベルチェル地方にあるお米地帯です。

当園の4倍ほどの面積をたった2人で生産管理をしているとのことでした。

この農園は、300年以上にもさかのぼり、ヨーロッパの歴史をいくつも乗り越えてきた農園のようです。

その証として、農園の歴史がミュージアムとして保存されているのにビックリ!!

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そしてそこで、僕はリゾット用のお米の『熟成米』に出会います。

本来のリゾットは、お米の芯が残っているのが美味しいとされているようで、イタリアの一般的なレストランで

いただいたリゾットもお米に芯がしっかりと残っていました。

(日本人の我々には美味しいと思えなかったけれど・・・・・。)

イタリアで価値のある芯が残るお米を作るために、最高で7年ものの熟成米を作っていました。

日本人が意味する『熟成』とは、お味噌を作る際、大豆などのタンパク質をねかせることによってアミノ酸という旨み成分を作りだすことを意味するのですが、ここでの『熟成』は、リゾットを調理する際、お米の芯を残すようにするための技術だそうです。

お客様のニーズに応えるために、お米の貯蔵技術に力を入れていることにも、ビックリして帰ってきました。

そしてさらに驚くことに、お米を缶詰にして世界中に輸出していて、日本でもイタリアンレストランで

多く使用されています。

価格はなんと、当園よりはるかに高くオーガニックではないけれど1kgで日本では2000円以上しています。

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当園でも、大切なキーワードとしていた『お米を熟成させる技術』に本格的に挑戦することになりました。

新米よりも、1年もの2年もののお米がさらに美味しくなる技術の習得に挑戦することをここに宣言いたします!!

 

 

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