2007.11.06 ミッション

「土を食べる!」 おいしいお米への挑戦!

有機農業を進める中、苦しいことが多い日常ですが、ときどきうれしいことがあります。

お客さんからの電話です。
「知人のところにも、お米を送ってくれますか?」

お話を聞き進めると、お客さまの知人は、有名な米産地の比較的高価なお米を契約購入されていたのですが、
たまたま、遊びにこられた際に僕の育てたお米を食べて、おいしさに驚かれたようです。
僕にとってはうれしいお話ですが、たまたま僕のお米がおいしかった???

ところで、農家のだれもが「自分のお米が一番」と思っているのですが、僕はちがいます。
本当においしいお米は、世の中に沢山あります。平成二年のことです、「新潟県南魚沼のコシヒカリ」を頂きました。お米を生産する農家として強烈なショックを受けました。

「本当に、お・い・し・い・!」
まず、ツヤがあり、とても良い香り、噛めば噛むほど味がある。
体に電気が走りました。この衝撃が、ぼくの「おいしさへの挑戦!」の、始まりになったのです。
まずは自分のお米の実力調査です。全国にいる生産仲間から試食用にお米を取り寄せ、スタッフみんなで ごはん、ゴハン、ゴハン、・・・

そこで最初にわかったのは、一般に知られるお米のブランドが意外にあてにならないことです。
ブランド的に当時あまり目立たなかった「長野県」のお米がおいしかったり、おいしいはずの「○○県コシヒカリ」が、お値段が高いだけで、全然おいしくなかったり・・・・

次に、お米はなぜおいしくなるのか・・・?
水、土の質、気候、農家さんの思い入、技術、ets,,,,
それをひとつ,ひとつ、分析解明し、自分で改善できること、出来ないこと、(気候はどうしようもない)に分けて、出来ることの実践を始めたのです。(詳細は企業秘密)

「あれからもう15年!」
一番苦労と時間がかかるのが 土を育てることです。
栄養価が多い土は、収穫量は多いのですが、味が上がりにくくなります。田んぼの土の栄養の量は、どうも一般の半分ほどがよさそうです。しかし栄養価が少なくても、微生物の構造が安定し活発であることが大切なようです。

むずかしい話になってきましたが、簡単に言えば 「田んぼの土を食べて、おいしいか?」一般の田んぼの土は口にすると 「苦い」しかし、健康的に育った田んぼの土は口にしてもいやな刺激がなく甘くなります。
この土の条件の上で細かな努力がプラスされ、おいしいお米が育つのだと僕は考えています。

まだまだ自慢できる味には到達していませんが、お客さまの声をお聞きする中で、少しは食味が向上しているようです。
この挑戦課題は 「一生もの」のようですね。          
中道唯幸

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