お米と虫の関係について、プロの視点からご案内いたします。
「お米の中に虫が居る」なんてことは、一般のお米屋さんやスーパーで出回るお米では、まず見かけることがなくなりましたね。これは、農協やお米屋さん等が、ねずみや虫に徹底して、薬品で駆除するようになったからです。
一方、農薬を使わずに育てたお米や、薬品を使用しないで長期貯蔵されたお米の場合は、よく虫が発生します。
だから、逆にお米に虫が居る方が、安全と言えるのではないでしょうか?
お米の中に虫が居るのは、殺虫剤の残留が無い又は少ないと考えてよいと思います。
簡単な実験です。
黒い小さな虫を見つけたらティッシュなどを棒状にして、やさしく捕まえて、虫の出なかったきれいなお米に虫を入れます。
一日たってから、その虫を観察して 元気な様子であれば、お米の安全性に心配はないでしょう。(外国産米の場合、お米に入れた虫は全滅でした。当園実験)
お米の虫は噛み付いたり、毒も悪臭もありませんし、虫の居る米を食べても、衛生上全く問題はありません。お米の虫や虫で痛んだお米は、洗米時に水に浮きやすいので、たっぷりの水でいつもより多めにといでいただければOKです。
もし、お米に居る虫を間違えて食べてしまっても、健康面でも衛生面でも、全く問題はありませんのでご心配なく!
たくさん虫が発生したらどうしよう?
お米の保存方法は?
真空パックがパンクしていなければ、暗くて涼しいところに置いていただければOKです。真空包装のパンク、または開封後や30kg入りの紙袋の場合、平均気温が20度を上回る暖かい季節は、虫の発生が多くなりお米の品質低下に注意が必要です。
タカのツメや、粉わさびの入った天然物防虫剤を、お米の入った袋の中や、米びつのふた裏に貼り付けて置くと、虫がにおいを嫌がるので、完全ではありませんが、虫の発生を抑える効果があります。
(真空包装でお買い上げのお客様の場合は米びつやライザーを使用しないで、お届けの袋のままで、天然防虫剤を入れて保管してください。)
15度以下のところで保存いただければ最適ですが、冷蔵庫で保管の場合は、お米が乾燥しないように袋の口を閉じておいてください。
ペットボトルで冷蔵庫がベスト!
最初に、2リットルタイプで口の大きいペットボトルを水洗いして、よく乾かして置きます。真空パック開封後、又は、一般包装の購入直後のお米を、じょうご(ペットボトルを上部三分の一を切り取りその部分をじょうごの代用に)を使ってお米を入れて、冷蔵庫で保管します。この様にすると、米の乾燥もなく、当然虫もわかないのでバッチリOKです。
マンションなど気密性が高く、気温20度近いお部屋の場合、冬場でも虫の発生が見られますので、平均気温15度以下の風通しの良い冷暗所での保管が良いでしょう。
なぜ中道農園のお米には虫が多いの?
(真空パックは虫を抑える為!)
お米につく虫は、殺虫剤を使用すれば、いと簡単に駆除できますが、無農薬JAS有機米は、田んぼはもちろん、収穫機械や乾燥設備、貯蔵、精米設備、建物すべてに置いて化学薬品を一切使用することができません。(減農薬米も同じ建物内)
そのためお米の保存庫や精米設備の、そうじ、ソウジ、掃除の徹底しか方法がありません。
それでも、薬品で虫を殺したわけではないので、少し時間がたつとすぐに虫が増殖発生してしまうのです。
そのため薬品を使用しないで少しでも虫の発生を抑える為に、お値段的に割高になるのですが「真空包装」にしています。

コクヌストモドキ
成虫は体長3から4mm。茶褐色で光沢がある。
(食品総合研究所[貯穀害虫・天敵図鑑]より)

ノシメマダラメイガ
幼虫老齢幼虫の体長は11mm程度。黄白色。幼虫は、胚芽部やぬか層を食べて成長し、白い糸を出し、さなぎにになる。
食害された部分は白く濁ったような色になる。さなぎは、体長は8mm前後。黄褐色。成虫は、体長7から8mm。
(食品総合研究所[貯穀害虫・天敵図鑑]より)

コクゾウ虫
体長3mm程度の黒い虫 (カブト虫に似ているかな?)米粒に産卵、孵化した幼虫は米粒を食べて世代を繰り返します。
1年に数回世代交代します。4月から10月位までは、気温が暖かいので気がつかないうちにたちまち増えてしまいます。
(食品総合研究所[貯穀害虫・天敵図鑑]より)
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